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12歳年下の彼に溺愛される話

第3章 12歳年下の彼



ぎゅうう…とそのままその逞しい腕に
抱き締められてしまって。
繋がったままで、彼の膝の上に
反らしていた身体を戻して納められる。

求められるままにキスをされながら、
グイグイと腰を押し付けられて。

『巴さん…、あっち…で…
このまま、もう一回しませんか?
もっと…、巴さんと
えっち……したい…んで』

「んっ…ぁ…ん…、待って…ッ」

1回したら…終わりって感じの、
雄介さんとは違って…、港斗さんは…
そっちが…24なだけあって
タフだと言うか。元気で。

結局…ラブホテルに泊まったその日は…。

その後…ベッドで2回と…、

眠ってしまって、朝になってからも…。

朝から2回…、こっちの寝込み…を

襲われる…様な…感じで…

抱かれてしまっていた。


ーーー
ーー



日曜日は…家電量販店と、IKEAに

一緒に…デートを兼ねながら、

家を出るのに必要な物を

買い揃えに行ったんだけど。

無意識に…腰を私が擦っていたみたいで。

『巴さん、すいません…。
巴さんが…可愛すぎて…、
手加減…出来てませんでしたね…』

大丈夫ですか?腰…と
彼に家電量販店で
周囲の人に聞かれない様に
囁かれてしまって。
顔が真っ赤になってしまったんだけど。

『巴さんは…、家電は
メーカーとか拘りありますか?』

お店の一角に単身者向け
新生活応援セット…を
巴が考えるのが面倒だし
全部揃うし、値引きもされてるから。
これで…良いかなぁと眺めていると。


彼は、家電…に…詳しい…みたいで…。

そのセットを買う位なら、こっちがいい
洗濯機なら、そのメーカーよりも
こっちのメーカーがいいとか…と…。

オススメの家電をあれこれと
プレゼンしてくれた…んだけども。

向こうの家電量販店の店員さんと…、
ふたりでこれはここがいいとか
こっちのメーカーの方が
この機能があるから、ここがいいとかと
私にはわからない…次元で会話をしていて。

私が新居で使う、私の家電なのに
何故か私だけ…置いてけぼりになっていて。

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