第7章 12歳年下の彼に看病される話
『どうか…しましたか?
巴さん…』
「んっ…、ん…、
あっ、み、港斗…く…ん…
あ、あの…、も…もっと…ッ」
激しくしてと……自分からは
恥ずかしくて言えなくて。
その先の言葉を濁してしまって居た。
『もっと…、どうなんですか?
巴さん、さっきまであんなに
大胆に…おねだりしてたのに…。
これが…夢じゃないって分かって
途端に恥ずかしくなっちゃいました?
どうしますか?もっと…?深く?』
ズチュンっと…力強く
港斗が腰を打ちつけて来て。
「んああああぁ゛ンんッ」
『それとも…、
もっと…速くしますか?』
ジュブッ…ジュポッ…ズブズブ…と
腰の動きを加速させて来て。
「あっ、あっ、ん、んっ
んぅ、ぅ、はぁ、あッん…」
こうされるのも…、気持ちいい…。
気持ちいい…のに…物足りないと…。
そんな風に巴は
感じてしまって居て。
ギュウウと港斗の身体に縋り付いて
港斗の耳元に口を寄せると。
「さっき…みたいに…して?…
んんっ、港斗くん…っ、あぁんッ」
『良いですよ、巴さん。
……さっきしてた
…みたいに…ですね?』
そう問い返すと
自分の腕の中でこくんと…
巴が頷いて
返事を返してくれて。
ぎゅううとその身体を抱きしめた。
バチュンッパチュンッ……と
腰を激しく打ちつけられて、
目の前にチカチカと
星が散った様に真っ白になる。
「んあああ゛ぅッ、
う…っ、ああ、あぁっ
あっ、あ、あああ゛ぁあ――んッ」
ーーー
ーー
ー
………正直…、
記憶がそこで途切れていて。
その先の記憶はすっぽりと
巴の中から綺麗に
抜け落ちていたのだけども。
次に目を醒ましたら、
時間は夜中の3時過ぎで。
港斗君は隣で寝息を立てていて。
自分の身体には、布団がきちんと
掛けられている状態だった。
自分の手で自分の身体を
触りながら確かめてみると。
パジャマもちゃんと着ていたから。
やっぱり…夢…だった…の?