第105章 夫婦で迎える初めての朝
妹が…あの時の写真を
短い時間で撮りまくっていたらしく。
厳選画像を…数枚、母経由で
港斗君のお母さんに送ったらしい。
あの時の写真は、…私は
荷物を預かられちゃってたので
1枚も持ってないから。
どんなフォトブックが届くのか
妹の千冬のセンスに期待しながら。
『はぁ~、明日、仕事に
行くのが嫌になりそうですよ~』
「そんな事、言わないの~。
3日だけ頑張ったらまた週末だからね?」
『はぁ~~い、言われなくても
我慢して、3日頑張りますって。
だって、週末は、大阪に
8日のロケーションフォト
で着る巴さんのウエディング
ドレス選びに行きますし。
巴さんのドレス姿も
試着の時に見れますし。
巴さんのお誕生日のお祝いが
初めて出来る日ですからね?』
もう…週末…の…次の日曜日は
9月1日になるし、私の37回目の
誕生日が来るわけで。
大阪の御堂筋にある
ドレスショップに、
ウエディングドレスのフィッティングに
週末の31日か1日に台風次第で
どっちかに行く予定になっていて。
その前に…金曜日の夜に
ZOOMで打ち合わせがあって。
来週も平日に、もう1回
あっちの担当の人と打ち合わせをして。
9月の8日は本番の日だし、
7日には…サフラン…の
球根を花壇に植えたいな…。
9月の21,22、23の
3連休には…双子の別荘に
遊びに行く予定になっているから。
来月も…あれこれと…
忙しい1ヶ月になりそうだなって。
そんな事を考えていた巴だった。
12歳年下の彼と入籍する話
ーおしまいー