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12歳年下の彼に溺愛される話

第7章 12歳年下の彼に看病される話



熱がある所為なのか、
心細そうにしている巴を
ひとりでリビングの
脚付きマットレスの上に残したまま
その場を離れるのは心苦しい気がしたが。

あんな縋る様な目で、
じっと下から上目遣いで
巴さんに見つめられていては。

そのまま…、熱で弱って居る
巴さんを…
美味しく…頂きたいと言う…
欲望と言うか、下心が…抑えきれなくて。

こっちの…我慢が…あそこに居ると、
先に、限界を迎えそうだったので。
不安そうにしている巴を残して、
港斗は…バスルームにへと向かった。

さっさとシャワーを浴びて、
巴の元に帰ろうと。
脱衣場で着ていた物を脱いで。

自分が着ていた物を、
洗濯物のカゴに入れる時に、
巴が先にシャワーをした時に
脱いでカゴの中に入れていた
下着の存在に気付いてしまったが。

自分の着ていた服で
巴の下着を包んで。
港斗が直接触れない様にしながら。
汚れた衣類を洗濯機の中に入れて、
スタートボタンを押した。

浴びるには…ぬるすぎる温度の
シャワーを頭から被りながら。
さっきから…怒張してしまって居る。
自分のペニスに手を伸ばした。

頭では…、今はダメだとは
自分でも理解出来ているのだが。
寝込んでしまって居る、
巴さんに並々ならぬ
色気…を感じてしまっているのも確かで。

このままじゃ…落ち着いて…
同じマットレスの上で
眠れそうに無いので。

『とりあえず…、
2回ほど…出しとくか…』

シャワーを済ませるついでに
2回ほど…、自分で自分を慰めて
射精…して…抜くだけ抜いて。

出してスッキリしたのは
スッキリしたのだが。

出した後の…気怠さと言うか、
その余韻が残っている内に
眠ってしまおうと…。
シャワーを済ませて、
清潔な下着とパジャマを着ると。
ドライヤーで髪を適当に乾かして。
歯磨きを済ませた。

巴が居るリビングに戻ると。
シーンとリビングは静まり返って居て。

『巴さん…?』

脚付きのマットレスの上にある
布団の山に向かって、
港斗が小さな声で呼びかけるも。

返事は無い。

『寝ちゃってる…、みたいですね…』

起こさない様にして、
そっと布団の中に潜り込む。

『おやすみなさい、巴さん』
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