• テキストサイズ

12歳年下の彼に溺愛される話

第6章 11月の出来事



『まさか…そんな、
迷信みたいな…話、
巴さんも
本気にしたりしないでしょ?』

「じゃあ、対策済みって
一体…どう言う事なの…?」

インフルエンザの
予防接種をしてても、
インフルエンザに
罹ったって聞いた事あるし。

『巴さんは…
予防投与ってご存じですか?
自分の身近な人にインフルの人が
出た時とかに、発症を予防するのを
目的として、保険適応外の自己負担で。
インフルの治療薬を、
使用する事なんですけどね…』

「インフルになる前に、
インフルのお薬飲むって事?」

『ええ、そうです。そうすれば
もし…インフルエンザのウイルスが、
体内に侵入してる状態でも。
インフルエンザを、
発症することは無いので』

『僕は、今日
イナビル吸って来たので、
10日間の間は、イナビルの効果で
インフルにはなりませんから。
要するにインフルにだけ
今の僕は、無敵状態なんですよ』

「イナビル…鼻から吸うお薬の事?」

と…言うか…、
そんな事が出来るなんて
知らなかった…な…。

インフルエンザに自分が感染してる
かもって、疑わしかったりとか。
インフルエンザになるかもとか…、
そんな時に…先に
インフルのお薬を使うと
インフルにならないんだって
言う……事…らしい。

『同居してる彼女が、インフルに
罹ったって職場で言ったら、
すぐに処方箋出してくれましたよ?』

「同居…してない…」


『でも…ホラ…丁度…水曜日に…
濃厚接触したじゃないですか?
巴さん
…忘れちゃったんですか?
巴さんが熱が出たのって、
翌日の木曜日からでしたよね?』


「うん…熱が…出始めたのは、
木曜日の夕方位からで、
その時は微熱だったけど…」


/ 1757ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp