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大妖怪の恋の行方

第3章 すれ違う日々


新しい家に引っ越しをしてきて、半年が経って父親は仕事をしていた。

金属を叩く音が、鳴り響く中あんずは言う。

あんず「お父さん」

刀々斎「なんじゃ?」

お父さんは手を止めて、私を見上げて言う。

あんず「鬼蜘蛛君大丈夫かな?」

刀々斎「心配なら、行ってみればどうじゃ?」

私は立ち上がって、お父さんの牛を借りて飛んで行き村に着くと様子がおかしい上空から、様子を伺っていると桔梗さんが肩から血が出ていた。

こんな時に鬼蜘蛛君について、聞くのは気が引けて家に戻った。

それから私は鬼蜘蛛君が、桔梗さんに看病されてるって聞いたから行ってみると洞窟から出てきたのは。

髪が黒で腰まである男の人だった。

こちらに歩いて来たから、逃げようとすると腰を抜かして尻餅つく。

あんず『どうしよう動けない』

殺されると思い目を瞑ったが、痛みはなくて目を開けると血だらけの大きな狐がいる尻尾は三本あり、妖怪だと分かる。

狐妖怪「貴様は誰だ?」

???「我が名は奈落」

奈落は鋭い目付きで、狐妖怪を見て言う。

奈落「何故こんな小娘を助ける?」

狐妖怪「貴様に教える必要性は無い」

奈落は素早く距離を取り、何処かに行ってしまった。

狐妖怪は私を見て、青い光を放ちていつの間にか心の中に居て現在に至る。
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