• テキストサイズ

【R18】禪院直哉→私←五条悟❇︎傷だらけの婚約者❇︎

第17章 夏の終わり※


「直哉くん、よく分からない…この人星漿体殺して、沢山人殺してるって…。」

直哉を掴んでいる手が震えた。

やはり犯人は禪院家で間違いない様だ。




「…ああ、甚爾くんなら、そうやろうな。」

スッと直哉が体を離してななを覗き込んだ。

「どうせやったら、悟くんも殺ってくれたら良かったのに。」




直哉の手がななの顔に触れて撫でる様に動いた。

笑ってそう言う直哉に目眩がする。

後退りしようとするななの体を直哉が掴んだ。




「…俺達が祓うのは呪霊だけや無いで、呪詛師相手なら殺る事かてあるんや。
甚爾くんや悟くんは、躊躇なく出来んやんな…ほんま凄いで…。」

そう言う自分も、そんな場面があれば同じことをするだろう。

だけど今はあえてそんな事は言わない。




「ほんまにこのまま悟くんとおるんか?」




震えるななの顔を宥める様に優しく頬にキスをする。

そう言われても、頭がハッキリと働かない。


/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp