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呪術廻戦〜清澄と呪〜

第7章 犠牲


―宿儺side―
「我々は共に特級と言う等級に分類されるそうだ。俺と虫(オマエ)がだぞ?」

呪霊は柱にめり込み、四肢は切断されている。

ボコボコボコっと四肢を復活させ宿儺の目の前にドヤ顔をしながら呪霊が降りてくる。

「嬉しそうだな。褒めてやろうか?だが呪力による治癒は人間に比べ呪霊にとってそう難しい事じゃないぞ?」

「お前もこの小僧(虎杖)も呪いの何たるかを分かっていない。いい機会だ教えてやる。本物の呪術と言うものを…」

手を組み、唱える

「‪”‬領域展開‪”‬伏魔御厨子」

宿儺を中心に空間が広がる。
沢山の頭蓋骨や骨で出来た山の上に瓦屋根の建物が出現する。

次の瞬間には呪霊はバラバラになっていた。

「3枚に下ろしたつもりだったんだが、やはり弱いな、オマエ」

「そうそう。それから」

呪霊の胸の中心にあるくぼみに指を入れ、特級呪物である宿儺の指を引きづり出す

ズリン

「これはもらっていくぞ?」

呪霊は完全に消滅した。

「終わったぞ!代わるのならさっさっと代われ小僧!」

が、いつまでたっても代わらない。手こずっているようだ、

「小僧?」

ニチャア

宿儺は悪意満々の笑みを作る。

「おや、まだ建物内に居るではないか…」けけ!
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