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【R18】共依存【黒尾鉄朗】

第4章 恋人プレイ、バック、スパンキング



ずぶずぶと中をかき分けて奥を目指す。
ゆっくり押し進めて、痛くない?なんて聞くのは、既に達してしまいそうな自分の時間稼ぎだ。
アルコールに侵された身体はコントロールが効かず腹に思い切り力を込めていないと今にも欲を放ってしまいそうだ。
「っ、はっ!」
思わず漏れる吐息に今日やべぇなと焦りを覚える。
イかせてやれるだろうか?もしがイけずに終わってしまったらこの関係も終わってしまう気がして、もっと前戯に時間をかけて2、3回イかせてから臨めばよかったとか、フェラで1回抜いてもらてからにすればよかったのにそんな余裕ももうなかった。
「あー、きもちー。」
自分の意思とは裏腹に身体は欲を放ちたい一心で勝手に腰が動きだし、それに合わせてから喘ぎ声が紡がれる。
「ん、んぁ…、」
いつもの奇声に近いものではなくて最初に自慰をしたときのような声にあんまり感じてないんだろうなと頭ではわかっているのにイイとこをついてやる力もなくて情けなくなる。
「っ、ぅぁー、ごめん、ちゃんごめんね。たぶん、イかせらんない、」
「ん、だいじょぶです。」
「ごめんね、きらいにならないで…。は、っやば、、大好き…、」
「っ、嫌いにならないよ、わたしもだいすき。」
「なまえ呼んで、」
「あ、ん。てつろう、大好きだよ」
「…超イイ…、はぁ、かわい。すげーかわいい、どこにもいかないで。すげぇすき、あーごめん、もう出そう」
名前を呼び合って大好きだなんて仮初の愛を呟いてこの関係が終わらないように縛りつけ合う。
好きなんて、お互いの足枷になる呪いを綺麗な言葉で飾り立てただけなのに、見事に2人して泥沼にはまっている。
恋人に使うそれとはまったく別の意味になった言葉をうわ言のように繰り返してゴム越しに熱を放った。

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