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【R18】共依存【黒尾鉄朗】

第4章 恋人プレイ、バック、スパンキング



到着したタクシーにふらつく足取りで乗り込み住所を伝える。
すっかり暗くなった空に少し肌寒さを感じてに密着する。
ドライバーがいるせいでなんとなく会話が続かない。心地よい振動にゆられながら手持ち無沙汰だったのでの手を取ってぷにぷにいじってみる。
もされるがまま大人しかった。

家に到着してキーケースを取り出す。
「え、あの。ここは…」
「おれんち。」
「…黒尾さんち…。」
マンションのエントランスでロックを解除しての手を引いてエレベーターに乗り込む。
目的の階に到着して家の扉を開ける。午前中掃除しておいてよかったななんていつもなら散らかっていようがいまいがどうでもいいと思っていたことをよかったと思っている自分に少し驚く。

「お邪魔します。」
「ドーゾ。」
「わぁ、黒尾さんのにおいだ。」
「なんかそれクるわ…。かばんとかその辺置いて。ベットこっち。」
手を繋いだまま寝室へ直行して煩わしい服を脱ぎ捨てる。
も結局持ちっぱなしだったカバンを隅っこにおいて上着を脱ぎはじめた。
お互い生まれたままの姿になって抱き合う。肌を伝って心臓の音がとくとくと聞こえて心地いい。
ゆっくりベッドに沈み込んでキスをすればじわじわと心の奥が温かくなって満たされていく。
下唇をぺろりと舐めて、舌を絡ませる。が苦しくなりすぎないように時折り呼吸の間を置いて、おでこや柔らかい頬にちゅとわざと音を立ててついばんだりしてがくすぐったそうに身をよじるのを2人で笑い合う。の唇の隙間から舌を入れて歯列をなぞり、おずおずとから絡めて来た舌を吸い取って軽く甘噛みをすればぞわりと震えるに「かぁぃー。」と思った事をそのまま言葉にして反応を見る。
「っ、キス、きもちよくて…つい」ごめんなさい、と自分から舌を絡めた事を恥じているようだった。
「謝らなくていいよ。気持ちいいんならいっぱいしようね。」
少しだけ深いキスを増やしながら空いている手で髪を撫でたり、きめの細かい頬をなでたり指を絡め合ったりして存在を確かめるように触れ合う。
肩や首筋に独占の証を刻み、たまに歯を当てたりして白い肌に彩りを与える。
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