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【呪術廻戦】あなたに殺された私は呪術師として生まれ変わる

第13章 新たな夜明けを君と(後日談、R18)







の唇に口付ける。
柔らかな感触に一瞬で溺れそうになりながらも、の反応が気になって、唇を離しての顔を覗き込む。
目を開いたは僕を見つめて、変わらずに微笑んでくれた。
もう、今までのように離れていくことはない。

「もっと、してもいい?」

確かに僕を受け入れてくれたに堪らなくなって、さらに欲しくなってしまう。
「いいよ」と微笑むにまた顔を近づけて、お互い目を閉じてキスをする。
を掻き抱いて、角度を変えながら啄むのを繰り返して、今度こそ僕ははなの唇に溺れた。


お互い息が上がるほどキスを繰り返したあと、目を開いて再びを見た僕は心臓がどくっと跳ね上がった。
が頬を紅潮させて、恍惚感を孕んだとろんとした目で僕を見つめていた。
それが酷く扇情的に見えて、キスを終えたのに僕の呼吸は尚も荒く落ち着かない。
僕が情欲に駆り立てられているのは明らかだった。

ずっと好きだった。
ずっと触れたかった。
ずっと僕のものにしたかった。

学生時代から今の今まで溜め込んでいたへの劣情が溢れ出しそうだった。

「悟くん、どうしたの?」

息が上がったまま固まって動かない僕にが手を伸ばし、僕の頬に優しく触れる。
柔らかくて温かいの手に僕は縋るように自分の手を重ねた。

「ずっと、が欲しかったから…キスしたら、その先までしたくなっちゃった」

僕が告げた意味をは理解できたようで、頬をさらに赤く染めて俯いた。
さすがに性急すぎたかと後悔し始めて、の手に重ねた自分の手を離した時、が僕の顔を引き寄せて真っ直ぐに僕の目を見た。

「悟くんの、したいように…していいよ」

からの思わぬ返答に僕は再び高揚しながらも、に無理強いをさせたくはなくて「本当に?いいの?」と聞き返したけれど、「私でよければ…」なんて卑下するに、僕がどれだけを欲しているか分からせたくなった。

「僕は、がいいんだよ」

そう言い聞かせて、の唇に噛み付くように再びキスをした。



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