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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第10章 知らない女の子と五条くん




「寧々ってさー」


硝子は全く趣味ではないであろう、布面積の少ない赤いセクシーな下着を手に取った。


「五条のこと好きなの?」


「……!」


赤くて露出の多いランジェリーを、闘牛の赤い布に見立ててヒラヒラとさせる。


「五条が寧々のこと好きなのは誰だって知ってるけど。肝心の寧々はどうなのよ?」


「私は…」


以前の私なら……、興味ないってバッサリと切り捨てていた。


でも今は…五条くんを好きだと自覚した今は……


「授業中、五条は寧々のこと見てるけど、寧々は見てないし。水族館で会った時も五条ばっかりはしゃいでたし。任務に乱入もしてくるんでしょ?好きじゃなきゃうざくない?」


第三者から見た私と五条くんは、熱量が違って見える…らしい。


それもそうね。


私は…感情を表面に出さないようにしてるから。


まだその時じゃない、タイミングじゃない、切り札は明かせない…もう、偽りじゃない。


この気持ちは。


私が五条くんを想う気持ちには嘘をつけない。


嘘で塗り固めた関係ではいられない。


分かってる…。


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