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〖呪術廻戦〗大人しく抱かれてろ【R18】

第9章 番外編/濡れてないと…




「ドライアイ気味で乾燥しがちだからコンタクトが入れづらいのよ。涙で潤ってないと痛いしね」


淡々と話す寧々は、濡れてないと痛くて入らないのよ、と付け足した。


点と点が繋がっていく…答えを、たった一つの真実を明らかにしていく。


よくよく考えたらコ◯ンくんは実際高2だからな、まだ高1の俺が間違えるのも無理ないな。


あと俺には空手の強い幼馴染もいないし、どっちかっていうと金田◯の方が合ってたかもしれねぇ。


いや、金田◯も高2だからな、俺もあと1年すれば名探偵になれる…。


バタバタと頭の中を駆け巡る思考は、やっぱり無限か…?


まだ無下限術の内側に囚われ続けてんのか、俺。


「お会計780円です」


レジで合計額を告げる店員の声に意識が引き戻される。


そうだ、俺は寧々にローショ…コンタクトの装着液を買ってやるんだった。


「1万円からで」


寧々が自分の財布から小銭を探している間に、スッと万札を持って割り込んで、強引に会計を押し進める。


「私しか使わないのよ?」


問いかけた寧々に俺はカッコよく言葉を返す。


この時点で俺のミッションは、馬鹿な勘違いをしていたことを帳消しにし、いかにカッコよく奢ってあげるかに切り替わっていた。


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