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真珠の涙

第3章 たくさんの初めて


楽しい海から帰ってきて、いつもの日常が戻ってきた。

1年生も先輩と一緒に任務に就くよう言われた。実地訓練というやつ。最初は見学でいいとのことで、1年だけで行くこともあるし、階級が上がればそれぞれの任務に行ったりするらしい。

夜蛾先生や先輩たちとの約束で、あんまり強くなると一人で任務に行かされるから、自分を守る以外は人魚の力を使うなと言われている。

今日は初めての任務だから、2年生の任務を見学させてもらうことになってる。
補助監督さんの車にそれぞれの学年ごとに乗って移動する。

1年の車内は、ほとんど灰原くんが話しているだけ。元々口数の少ない七海くんと、緊張している私でほとんど灰原くんが話しているだけになっている。

それに灰原くんは任務がものすごく楽しみらしい。憧れの夏油さんが生で祓っているところをみたい!五条さんの無限を見てみたい!と興奮している。

わかるよ、けど、ドキドキしちゃうから。
任務中にドキドキしちゃうのはまずい。非常に。

灰原くんの熱弁を聞いていたら、到着した。
今回は見せてもらうということで、2級相当の呪霊らしい。けど、先輩たちにとっては軽すぎる任務。

一瞬なんだろうな。

そう思っていたら

悟「お前らがやれよ」

え?私たち、今日見学のつもりで来てますが?

引率で来ていた夜蛾先生も悩んでいる。
夜「まぁ、最初は見てもらおうと思っていたんだが…かなりの数いそうだからな。それぞれに見てもらってから、2組に分かれて実戦にしよう。」

急展開すぎて心の準備が!!

チーム分けは
傑さん、灰原くん、私
悟さん、七海くん、硝子さん

主に私と硝子さんは救護扱いになる。

悟「じゃあさ、どっちが速く祓えるか競争しようぜ!」

傑「俄然燃えるね。灰原、頑張れよ」

硝「負けた方、夕飯奢りな」


なかなかのプレッシャーがかけられてると思う。
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