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《赤井夢》Happiness{R18}

第47章 恋愛


side ジョディ



初めて美緒に会った時の第一印象は…

よく笑う可愛い子。



シュウに紹介してもらうために
カフェで初めて会った時、彼女の笑顔を見ているだけで
すごく癒された。


それは恋人であるシュウも同じように思ってるみたいで…


彼は普段見せない優しい顔を美緒だけに向けていた。


そう……私と付き合ってた時には見せなかった顔だった。



でも不思議と悔しい気持ちなんて全くなかったの。


なんていうか美緒は…
一緒にいたり電話で話すだけで、私を癒してくれていたから。

本人はそんな自覚ないだろうけどね?


だからシュウが生きてたことが分かった時
美緒と付き合ってると聞いて、心の底から祝福の気持ちでいっぱいだった。

シュウが死んだと思っていた時の美緒は
隠してるつもりでもすごく落ち込んでいたから…



時々顔を合わせた時も
初めて会った時のような笑顔は見れなかった。



少しでも美緒に明るさを取り戻して欲しくて
励ましの連絡をしていた私だったけど
美緒はいつもFBIの仕事をしている私の体の事を心配していた。


いつの間にか私が美緒を励ましてるつもりが
私が美緒に励まされていたの。




かつての恋人だったシュウへの気持ちは
完全に吹っ切れたかと聞かれると自信を持ってイエスとは言えないけど、私はあの2人の関係を壊したいとは思っていない。
2人の幸せを心から願ってる。



だって美緒は……私の大切な友人だから…


知り合ってからまだ日は浅いけど
これからも美緒に何かあった時は助けたいと思うし
ずっと友人でいたいと思ってる。



だからいつかシュウと付き合っていたことも
話さないといけないって考えてた…


でもね…
それを伝えたら美緒が悲しむんじゃないかと思って
ずっと言えなかったのよ…



あなたを傷付けるんじゃないかって…
そればかり考えていたから…



まさかあなたが別の人から
私がシュウと付き合ってたのを聞いていたなんて…全く予想できなかった。


私の存在があなたを傷つけていたなんて…







気づかなくてごめんなさい…美緒。









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