第4章 居所
駐車場に着けばすぐに名前の姿が見えた。
ただ、その姿はあまりにも
灰原「ちょっと!ボロボロじゃない!」
側に駆け寄り崩れそうになる名前の身体を支える。
阿笠博士によって開けられた車に名前が
乗れるように促してやると椅子に座った彼女は
疲れたとぼやいてその目を閉じた。
灰原「何でもう寝てるのよ。その怪我一体何、
落ちた人が本人か聞きたかったのに」
殆ど怒りながら話す少女に対して
自分の顔の前に人差し指をたて、黙る様に
指示すると少女は名前が眠った理由を悟った。
阿笠邸まで戻って名前を寝かせに
ベッドまで運ぶ作業を懐かしく感じていると、
彼女が舌打ちをした。
チッ…
ーー…なんだ?…またこの感覚…ーー
何処からこの感覚が来るのか分からないが
騒つく胸の辺りを名前を抱えている
からと適当な理由をつけて、その本人が
起きたのを腕の中で確認した。
沖矢「もうお目覚めですか?」
名前「………あの糞野郎……」
随分口が悪い名前をベッドに下ろして
頭を撫でる。
ベッドで座った体制を取った彼女は頭を
撫でられている事を気に求めずに額に手を当てた。
.