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D.World 2

第3章 追憶







地面なのかも分からない、多分その場に座り込んだ。

誰かに見放される失望感とはこういうものなのか。

ログアウトが出来るのかも聞いていなかった。

ただ真っ暗なこの世界に出口が有るなら早く出たいと思った。

不安に支配され始めた時、一瞬だけ目の前に瞼を劈く明かりが見えた気がした。
正確には瞼の内側が明るくなったような感覚だ。
その光が来た方へ立ち上がり、身体を向ける。

走れているのか分からない。走っている気がする。

誰かにぶつかったかもしれない。

脚がもつれて転けたけど痛みもない。

起き上がってまたそっちへ向かった。


身体が浮いた様な気がした。

脚が上手く地面を蹴れていない気がする。

前に進んでいない。

全て雲を掴む様な話だ。

何かが身体にあたる。
身動きが取れない、これは

ーー抱き止められている…?…ーー

何処かに入れられたのか、何かに座らされた。

手を伸ばせば、伸ばし切る前に何かに入れられている事が辛うじて伝わった。


やがて息苦しさに襲われ、私は眠りにつくように意識を手放した。






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