第12章 半年経ちました。
「こ、ここか…(汗)」
松潤に教えて貰った住所のその場所へたどり着いた俺の目の前に現れたのは
怪しげな雰囲気のビルと、その入り口に立つイカツイお兄さんだった
「よ、よし…行くぞ(汗)」
俺は両手の拳をギュギュッと握り締めると、イカツイお兄さんの元へ向かった
「何かご用ですか?」
ゴツい容姿とは裏腹な丁寧な口調が、何故か余計に恐ろしい(汗)
俺はゴクリと唾を飲み込むと、なんとか強張った喉を奮わせて声を絞り出した
「んまっ…まま松岡さんはいらしてますかっ!?///」
「お客様についての質問には、一切お応え出来ません」
「来てるかどうかだけで良いんです!教えて下さい!!///」
「此処は会員様のみにご利用頂いているレストランで御座います
会員様以外の方はお引き取り頂いております」
「さ、智くんは会員じゃないだろ!来てるんだよね?智くんもっ!!////」
必死に食い下がる俺を一睨みして、お兄さんがドスの利いた声を出した
「…お引き取り願います」
「Σうぅっ////」
超おっかない(汗)
が、しかし
ここで引き下がる訳には行かなかった