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D.World.

第19章 “漆黒”







コナンsaid

起きるのが遅くなってしまい、蘭とおっちゃんが居ない朝、ポアロで安室さんが待ってると蘭の字で書置きがあった。

その言い方だと、客が少ない時に行った方がいいだろうな。

何となくであたりをつけ、店内に入りカウンターに座る。梓さんと安室さんはいつものように客として対応してくれる。梓さんが休憩に向かうと安室さんは自分に合った事を話し始めた。

ーー以前、灰原と沖矢さんも似た事があったと話していたな…ーー


「……何が悔しくて、悲しくて…甘えや恐怖を捨てなきゃいけなかちゃんだろうね…。あと分からないのは衝動って言葉、…どういう意味だろう…」




安室said

ずっとそれは考えていた。
ー“友”も全て、失う事になってもか?ー
“失う”……


「コナン君、僕が拒否した時彼女は
“友”も全て、失う事になってもか?って言ったんだ。…まだ、失ってないみたいだと思わないか…?」

「…でも、…」


コナン君は僕の願いにも似た甘い考えを否定しかけて卑劣な現実を突き付けようとした自分を制した。

「…そう、だよね…そんな干渉を彼女がするとは思えない。…彼女が言った“衝動”は助けられるのにっていう心からくる曖昧な行動の事なのかもしれないね…」




コナンsaid

とても寂しそうな表情をする安室さんに何を言えばいいのか分からなかった。

安室さんが教えてくれた、“彼女の話した各機関”について考えを巡らせる。


MI6(秘密情報部)
DEA(麻薬取締局)
FBI(連邦捜査局)
ICPO(世界規模国際機関)
USMS(連邦保安官局)
CSIS(戦略国際問題研究所)

CIA(中央情報局)


彼女はずっと準備していた、“CIAとのコネクションが欲しい”…そんなもの無くても充分すぎる程、大きなコネクションを幾つも作り上げている。

それだけ彼女は…


「それとね、コナン君。」


考えに耽っていると安室さんが突然声を掛けた。驚いて少し肩を震わせると困ったように軽く謝られる。

「…彼女を連れて来いってベルモットが言っている。」

「な……」






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