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山鳥と雛鳥
第17章 恋心
「あぁ、とても好きな色だね。
昔、とある子が私の色だとこれをくれたんだ。」
「そうなんですね。あ、私に似てるって言うその子ですか?」
「あぁ。」
「その子のこと、大好きだったんですね。
ちょもさん愛されてますね。」
雛鳥は微笑んだ。
そうだ…私は雛鳥のことが…。
だが、雛鳥に迷惑かけたくない。
この気持ちのまま雛鳥を鳥かごに閉じ込めたくない。
私はそうだなと微笑むことしか…いや、上手く笑えてる自信は無いまま口角を上げた。
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