第5章 交差
『んぁっ…!あっ…だめっっ…!はぁ…はぁ…零っ……!イっッ…ちゃ…そっ…っ…!』
「あぁ…良いぞ…」
零と酸欠になりそうなくらい舌を絡め合わせながら言葉を発したら
息切れしすぎてて、止まった手と唇と共に肩で息をする様に呼吸を整えた。
『はあ…はぁ…零…』
「みなみさん…可愛い。」
私は息を切らしていても零は全然疲れた様子は無くて
流石は公安警察って思ったり…
だけどお互いに汗はかいてて
起き上がった零がセーターを脱ぐと、見えてくるのは鍛え上げられた綺麗な褐色の裸。
その美しい体に見蕩れそうになると途端に、忘れるなと言わんばかりに勝手に沖矢さんの姿が…
沖矢さんも脱いだらこんなにかっこいいのだろう…
沖矢さんに触れたあの硬い腹筋と、あの時のお互いの混ざりあった煙草の味を思い出してしまって…
今目の前に居るのは零であって、零にもこんなに夢中になってて、こんなに…零に濡らしてしまってると言うのに…
ふと思い出した沖矢さんとの事で、濡れたショーツもベットのシーツも
何だか少し虚しさに近いような何かを感じた。
だけど、零の綺麗な体を見たら拒めないのも事実で。