~Diabolik LOVERS~Eternal love.
第5章 濃密な tea time
「レイジさん、ごめんなさい……」
「謝るほどのことではありません。次からはきちんと食事をとればいいのです」
「はい…わざわざありがとうございました」
そう言って深々と頭を下げた。
迷惑ばかりかけてるな……。
そう思ったとき、レイジさんの笑い声が聞こえた。
「フフッ、ユイ、感謝するのはまだ早いですよ?」
「…え?」
そんな疑問とともに顔を上げる。
「貴方がきちんと食事をとるのを見届けてあげましょう。もし、今回と同様になることがあったときは……」
レイジさんの右手が再び私の顎を掴み、上を向かされる。