【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第10章 【ハイキュー】【自作】クロい野良猫【R指定】
「この後どうする?」
映画を観て、ランチをして、その後カラオケまで行った。
夏休みの1日としては十分に楽しめた。
そう聞かれて、仁美はうーん…と悩んだ。
「もう少し時間があるなら、少し話さないか?」
今日一緒に過ごした『友達』は、少し伺う様に仁美を見ながら言った。
クラスメイトのこの男子生徒は、1日一緒に過ごしても、黒尾の様に居心地が悪い事は無かった。
何も考えずに楽しめたと思う。
(もう少し一緒に居てもいいかな。)
そう思えたから、仁美は笑って頷いた。
仁美の返事に、男子生徒はホッとした様に喜んだ。
「あれ、うちのバレー部じゃ無いか?」
道路を挟んで反対側の歩道に、同じジャージ姿の背の高い集団を観て、男子生徒は言った。
その言葉に、すぐに集団の中に居る黒尾を見つけると、胸がドクンと響いた。