• 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ

『鬼滅の刃』桃寿情炎シリアル

第6章 ※ 再びあなたに逢えたなら


「お前なァ。いちいち可愛い顔すんじゃねェ」

 不死川はお茶をぐいっと飲んだ。ひなたが愛しくてまた欲しくなってしまう。…落ち着け、俺は歳上だぞ。

「白玉食べて。好き? 」

「…好き…」

 可愛い瞳で覗き込まれて、不死川はつられるように呟いていた。

「じゃ、はい!不死川さん! 」

「ンゴっ…」

 もちもちのお餅が喉に詰まりそうだった。

 …甘いな…彼女と過ごす日曜日は甘い。

 二人で分け合って食べた後、窓の外を見ながらお茶を飲んでいると、ひなたは思い出したように言った。

「あっ、そうだ。見る?写真。お仕事の」

「ああ!見たい」

 さっき話した、ひなたがモデルのお仕事をしている写真を見せる約束を思い出し、ひなたはソファーに置いていたショルダーバッグから、携帯を取り出した。

 写真を出して見ている。不死川が横から覗くと、延々と続いていて、ひなたが沢山の仕事をこなしてきた事を知った。

「この辺くらいかな。最近のお仕事の写真とか記事とかあるから見てみて」

 不死川に携帯を差し出した。

「うん」

 ズラリ並んだ写真を一枚ずつ見ていくと、様々なファッションに身を包み、微笑んでいるひなたがいる。海外と思われる撮影場所もあり、不死川は興味深そうに眺めた。

「綺麗だな…。どの写真も」

「ありがと」

 スタジオでポーズを取る姿、新作のウェディング・ドレスを着て華やかに微笑む顔、雪の中でコートに包まれているのはロンドンのブランドだ。

「全部記録してるのか? 」

 ひなたも一緒に覗きながら頷く。

「事務所が送ってくれるの。記録にもなるし、見て私も勉強になるから」

「そうかァ。次はこうしよう、とか考えるんだァ? 」

 不死川に寄り添うように近くで、ひなたは画面を操作する不死川の長い指先を見ていた。
/ 405ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp