第4章 初めての出会い
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ある理由で警察学校に入り、メンバーは
警視監の娘だとかいう奴と、警察ダイスキちゃんがいて…
警察大嫌いな俺にとっては
不快なメンバーでしかなかった。
警視監…。TOP2でも殴らせてくれねぇかな
と入校式から見かけてたその娘を見ながら考えすぎて
気付けば声を掛けてた、
俺のトゲのある言葉に反応し、苛立ちを隠さず
敵意を向けてきて、より俺の理不尽な苛立ちが増すばかりだったが、
何人かに仲介され、
萩に女の子には優しくしないとって少し怒られちまった…
勿論娘だからって殴るつもりも無かったし、
萩の言う通り八つ当たりでしかない事に
自分に苛立ちを覚え萩に連れられ食堂に来た、
萩は元々コミュニケーション能力高いやつだ
誰とでも仲良くできる。
俺が話しかけた時と違い嫌な顔ひとつせず郡山は受け入れてた
「小さい頃に離婚してますし、
元々仕事人間過ぎて顔すら知りません
父との記憶は殆どないんです」
悲しいとか苦労自慢とかではなく
ただ事実として話している事に
本当に親とか関係なく‘自分が警察官になりたい’
っていう気持ちが伝わってきた。
警視監の娘とみんなが騒いでるから
さほど力使ってもらって優遇して生きていんだろうと
勝手にむしゃくしゃしてたが…。
数十分前の自分の言動に少し後悔した。
苦労せず生きてる人なんている訳ないのにな…
色々ひとりでグルグル考えてたら
もうあいつは居らず、謝罪の念が残る中
実際に謝るタイミングを逃してしまった