第3章 入校式
2年前に助けてくれた時と比べより
大人っぽくなったように思える
降「ここでさんに会うなんて思っても
いませんでしたよ」
驚きが隠せない降谷くんは戸惑いつつほほ笑みかける
「警察官になると話してはくれてましたけど
まさかこんなに早く再会するなんて思ってませんでした、」
軽く警察官になるのが夢だとは前話してくれたけど
あれから一切連絡取る事もなかったので
全く同じ同期になるなんて思ってはいなかった
降「僕ら的にも他に知り合いがいるのは少し安心です
同じ同期同士頑張りましょうね」
もうすぐ入校式リハの時間というタイミングで
降谷くんは私に軽く会釈し去っていった
周りは警視監の娘とハーフっぽい男性が話している
というので少し目立ってしまったが
この世界に入ったという時点でお父さんの存在は消せないんだろう…と
諦めつつ色々な視線に慣れていくことにした…。
?「…ッチ気に食わねぇ」
遠くから聞こえる小さな罵倒も今の私には届いてなかった