• テキストサイズ

みかん

第2章 第一章



バートル達が出ていき、ミレィラは少年と二人、地下牢に取り残された。
ふと、何を思ったのか、ミレィラは少年が繋がれている牢に近寄っていく。


ミレィラ「(…昨日は良く見えなかったけど、綺麗な赤茶色の髪だなぁ…)」


じぃっと少年を見つめる。
体には、無数の痣。床には血が飛び散っている。

─良くもまぁ、一日もかけずにここまでやるよねぇ。尊敬するやらなんやら……


ミレィラ「………おーい、生きてる?死んでない……よね?」


頬をペチペチと叩く。
すると、少年がビクッと反応し、ミレィラを見る。


?「………ミレィラ・ナイール…。何の用だよ」

ミレィラ「ん?なんも。ただ、生きてるか確認しただけ。痛いでしょ?バートル達の拷問。あのコ達は元々ゴロツキだったらしいからねー。てか、なんで私の名前知ってんの?もしかして、私のファン?」

?「んな訳ねぇだろうが!!いった……!」

ミレィラ「あ、そなの?なぁんだ。てか、あなた名前は?」

ガロゥ「…ガロゥだ」

ミレィラ「へー、ガロゥかぁ。みかんいる?」

ガロゥ「なんなんだよお前…」



/ 20ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp