第30章 Secretセンセーション!
なんやかんやで両想いにはなったが、お互い忙しい事もあり正式に付き合い始めたのも高校卒業後、キス以上もそれからだった。
高校卒業後から4年後。
『めちゃとろける濃厚で甘〜いチョコ!はい、あーんって食べさせて欲しい?』
「あ、実音のCM」
『恥ずかしいからやめて!』
お互いプロになっていて世界的にも有名になっていてメディアにも出ていた。テレビからは実音が出演しているCMが流れている。なぜかチョコレートのCMのオファーが来た実音。実音の髪はロングまで伸びていた。
「実音って女性ファン多いよね…………男性ファンよりも圧倒的に…………」
『そうなんだよねぇ…………凪くんは女性ファンばかりだけどさ………』
「妬いてる?」
『別に…………』
「そっぽ向いてかわいい。俺は男性ファンよりも女性ファンが多くてよかったと思っているよ。今よりも妬いちゃうから」
数ヶ月前…………
『嘘でしょ…………』
「うわ…………」
『「週刊誌にパパラッチされた…………」』
ワールドカップ出場の凪誠士郎&佐々ノ原実音熱愛か!?という記事が週刊誌に掲載されていた
「てか、明後日辺りにメディアに出る予定あるけど実音大丈夫………?」
『多分大丈夫!』
そのメディアに出たのが発端だった。もちろん記者からは熱愛報道の事を聞かれその時に…………
『記事に出ていた事は事実です。凪くん…………そろそろ付き合って長いし私と結婚しよう!』
公開逆プロポーズが男前すぎてむしろ炎上するよりも女性ファンが圧倒的に増えたという……………
その後の昔の仲間たちからのメッセージの量がえげつなかった。お前ら付き合っていたのか!?とか公開逆プロポーズえげつないとか。
「俺の所にもメッセージすごいんだけど…………茶化されている………」
『私も多いよ………』
私の名前が知られてきた時も女だったの!?ってメッセージがすごくきたけど、中には女装しているのか?って冗談半分で言われた事も…………(ちなみに羊くんはブルーロックを出てから女って事は言っているのでみんなが気付く前から知っていた。気付かんかったわ………ってびっくりしていたけど)