第2章 それはある日突然に
え?!嘘それって………
プロになれるの私……!?
嬉しいよ。すごく!
「それには条件がある。昨日から始まったブルーロックプロジェクトに参加してもらう。“男”として」
『?????え、一応これでも女です!!髪を切ってこいってまさか…』
「そう、その通り。FWだらけの才能の原石共のサッカーの練習相手になりここで女とバレずにここで生活してもらう。お前の弱点はサッカーはうまいくせに普段から緊張感ない&精神力が弱い部分からそれを鍛える為、常に緊張を張り巡らせるように男装をさせる。なお、バレた場合ブルーロックの施設から追放な」
『っ……………たしかに緊張感ないし普段ヘラヘラしてるし、試合で失敗したらめっっっちゃ落ち込みすぎて何日も引きずりますが???????あと、話が見えません………あと私ポジションFWじゃなくてMF………』
たしかにそれは私の弱点かもなぁ………
「それは調べさせていただいたのでわかっておりますよ。あと一人称も僕か俺に変えた方がいいかと…さぁ、どうしますか?このプロジェクトに参加いたしますか?」
そうだよね!男としているなら最近は私でもおかしくはないっちゃないけど僕か俺じゃないと怪しまれる!でももし、バレなければプロへの…
『やります!“俺”!夢が叶うなら!』
「わかりました…」
「なら始めようか…」
こうして私。いや、俺の性別を隠し通す生活が始まる。
「というか絵心さん…思ってたんですが………」
「何だいアンリちゃん」
「緊張感や精神力を鍛えるのは事実なのでしょうが、女の子を男装させるなんて絵心さんの趣味ですか…?」
「………………」
「あ、黙った………」
ここで生活する事になるけど………
バレないかギリギリすぎる毎日が始まろうとしていた…………