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~SWEET BLACK POLICE~ 【DC:降谷零】

第10章 協力者


安室さんのRX-7の活躍のおかげで、コナン君誘拐事件は無事幕を下ろした。にしても!いくら止めるためとはいえ、無茶しすぎ。しかも蘭ちゃんを守るためとはいえ、くっつきすぎーっ!私のやり場のない怒りが炸裂する。

「はぁ、疲れた。風見さんに車の回収を依頼してっと…」

「陽菜さん…陽菜さん」

沖矢さんが私の名前を読んでいることに気づく。

「あぁ、すみません。ちょっとメールして、ボーっとしてしまいました。どうしました?沖矢さん」

「ちょっと、お話があるのですが、この後とか空いてますか?」

「この後なら、目暮警部に連絡したら大丈夫ですよ」

「それは良かった。まってますので終わったら教えてください」

「はい、了解です(沖矢さんが私なんかになんの用だろ?)」

疑問に思いつつ、目暮警部に無事にコナン君を保護したと報告をし、後は高木さんに任せることにした。
安室さんはあまり、表立ってはいけないのでいつの間にか姿が、見えなくなっていた。

ブーッブーッ。

「(ん?メール?うわ、ゼロ君からだ。今日は帰れないから、後日話そう。あんまり無理するなよ陽菜。PS.沖矢昴には気をつけろ)」

ゼロ君こそ無茶しすぎだから。私に言えないからね?にしても沖矢さんに気をつけろってどーゆうこと?

「沖矢さん、お待たせしました。哀ちゃんも博士もお待たせしてごめんね」

「別に、特に用はないから大丈夫よ」

「ありがとう哀ちゃん」

「では、帰りましょうか」

沖矢さんが車を発信させた。哀ちゃんと博士を送り届け、私は沖矢さんが住んでいる工藤邸に招かれる。

「さぁ、どうぞ陽菜さん」

「おっ、お邪魔します!わぁ、凄く広いですね」

「アパートが燃えてしまったので、ここに住まわせてもらってるんですよ」

「今日は、お疲れ様でした。1杯どうです?例えば“バーボン”とか」

ビクッ。バーボンときいて、思わずビクついてしまった。そこを沖矢さんは見逃さず、私に詰め寄ってきた。

「おや?バーボンはお嫌いで?」

「いや、嫌いではないのですが…バーボンはちょっと」

「ほぅ、ではこちらは如何ですか?スコッチ」

スコッチ?!バーボンにスコッチって、この人一体…。いや、たまたまってこともあるし…ここは焦らずにいこう。


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