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女の子の成分。

第1章 出会いは教室


新しいクラス。
だけどかなり古臭い教室。
歩くたびにギシギシとなる床。
シミの跡がところどころにある壁。
不揃いの机と椅子。

一年も同じ学年に居たのに
顔も名前も知らない新しいクラスメート。
私の席は真ん中の列の前から二番目。
かなり黒板の見やすい席。
視力の悪い私からすればかなり運もいい。

しかし。

数少ない友達と。

誰一人。







同じクラスではなかった。


葵「…最悪…。」

周りの女子たちは中学ならではのひざ下の長いスカートを
わざわざ二回も三回も曲げて、挙句の果てにベルトで固定している。
茶髪。耳が見えないのをいいことにピアス。
長く伸ばした爪を入念に磨き上げて見事にピカピカしている。

葵「私ぼっちやん…」


そう嘆いてる私の横で熱心に本を読んでいる長身のクラスメート。
優等生タイプ。
しかし手に取って読んでいたのは…

葵「裸…だと…!?」

そう。




エロ小説であった。
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