第2章 再会 前夜編
『帝人くん!明日の準備出来た?私もうすぐ終わるよ』
帝人「嘘~ 僕まだ終わってないよ、何持っていけばいいの?」
私とその隣にいる竜ヶ峰帝人は明日、東京の池袋という街へ向かう。それはただ旅行というわけではなく、4月からそこにある来良学園という高校へ通うために引っ越すのだ。当然、2人暮らし。私自身2人暮らしはできることなら避けたい、けど帝人くんが生活費は自分達で稼ぐとか言い出すから、こうなった。
『私先にチャットに行ってるからね。』
帝人「ええ!待ってよヽ(´・ω・`ヽ)」
『明日は・・・多分、お金とか必要なもの持っていけばいいの!服とかは郵送されるんだから』
放置、放置
相手してるとキリがない。そう思いながら私はパソコンの電源を入れとあるチャットルームに入った
―チャットルーム―
ー甘楽さんが入室しましたー
《あれれ~田中太郎さんたちが来てないですね。》
ーセットンさんが入室しましたー
[ばんわー すみません少し遅れました]
《いえいえ、まだ田中太郎さんと涼さんが来てないんです~☆》
ー涼さんが入室しましたー
『すいません!少し明日の準備をしてまして遅れました。』
[明日の準備ですか。どこへ行くんですか]
『池袋に行きます。』
《池袋ですか~ あそこは結構賑わってますよね。》
[あー確かに]
『えっ、2人とも池袋に行ったことあるんですか』
《私は住んでるので、知ってますよ》
[私も住んでますね]
『ええ!いいな~って私もそこに住むことになるんですけどね~』