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記憶が亡くなる前に

第13章 自分にしか出来ないこと


ルーシーがとにかく今やらねばならないことやこれからどうするかあわあわしていると先程会った男が歩いてきた。

「あなたは、さっきの?」

シオンの言葉に軽く頷き、男はルーシーに近づいた。

「メラメラの実は渡さねぇぞ。
麦わらのルフィ。」

そう言い、彼と彼のそばにいた緑髪の男と話し込んだ。
シオンは何故かその空気に入ってはいけない気がして1歩後ろに下がった。

(麦わらの…ルフィ…
本当だったんだ)

シオンはそう思っても、捕まえようとは思えなかった。
ローが何か考えて同盟を組んでいるのであればドフラミンゴを討つきっかけが作れるかもしれない。
密かにそう感じていた。

話し終わったのか2人は着替えて麦わらのルフィと緑髪の男はどこかへ走って向かった。

「ありがとう。邪魔しないでくれて。」

変装してルーシーとなった彼がシオンの所へやってきた。

「……あなたはこれからどうするんですか?」

「俺は…あー。言ってもいいのかな。」

「言ってください。私の目的は今いる立ち位置とは関係ないので。
もしかすると、あなたの手助けにもなるかもしれないです。」

男はそうかと呟いた。
キョロキョロと辺りを見て誰もいないと分かると話し始めた。
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