第11章 グリーンビット
軍艦はふわりと浮かび凄まじいスピードで麦わらの船の真上に止まった。
ゆっくり落ちていく。
海兵たちはバランスを取ってなんとか立っていた。
「んん…。」
イッショウはどこから持ってきたのかそばを啜っている。
いつ発動していたのか、隕石が麦わらの船に目掛けて落ちてきていた。
しかし、隕石は軍艦にぶつかる。
隕石は軍艦に大きな穴が開いた。
「イッショウさん!戦艦に穴が!」
「ローさんが下にいやしたか…。」
それでもイッショウは気にせずそばをすすり続けていた。
しばらくして空を見上げた。
「イッショウさん?どうかしました?」
シオンが歩いてイッショウに近づいた。
「戦局が移りそうだ…。
ドレスローザへ先回りしましょう。」
「ドレスローザ…ですか?」
「えぇ、方角の指示を!」
「…は!」
シオンは他の海兵に指示を仰いだ。
海兵は再びドレスローザに上陸した。