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記憶が亡くなる前に

第10章 やってきたチャンス


転機や好機というものは突然に訪れるらしい。

私はドフラミンゴがドレスローザの王の座と王下七武海を下りた記事を見ていた。

「ドフラミンゴが…?」

彼は権力を意のままにするような人だ。
頭のいい子どもがその権力や力の使い方をフルに利用して自分のわがままを叶える人。
何かの間違いかもしれない。

しかし、これで自分の仇討ちのチャンスが巡ってきたかもしれない。

そう思った時だった。


ズキン


頭が痛くなる。
まただ…。

私は急いで日記を開いた。



⚫月⚫日
ドフラミンゴが王下七武海の座を下りたとニュースが上がった。
こんなに






手が止まる。
こんなに…なんだっけ?

さっきまで武者震いしていた体が動かなくなる。

あれ?私…なんで日記を開いたんだっけ?

ぼーっと日記を眺める。
なんだっけ?何をしてて…

「シオンさん?」

声がして、ハッとなった。

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