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記憶が亡くなる前に

第9章 新しい部隊


イッショウさんは目が見えないけれど何がどこにいて誰がいるかなど、目の見える自分たちよりもよく分かっていた。

「世の中には見たくねぇもんもあるんでね。」

イッショウさんは前にそんなことを言っていた。
何を見てきたのか分からないけど、目を閉じるにはじゅうぶんな理由だったりすることがあったのかもしれない。

それは私が触れていい話では無いし、触れる気も無かった。

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