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呪術廻戦 〜生きた証 後編 〜

第5章 ただいま。




「じゃー今から呪力抜きの体術訓練やるけど、悠仁と恵、野薔薇とで5分間ねー。」


「ちゃん、ひ弱そうな見た目してて実はカンフーとか空手とかの使い手だったりしないわよね?」

『えぇっ⁈しないしないっ‼︎』


ブンブンと首を振り、否定する私の前で
五条先生は喉奥を鳴らしながら笑いを堪えていた。


「くくっ、の実力、誰も知らないからね?
3人とも見たらびっくりするよ?」


「えっ⁈マジ⁇さんてそんな強いの⁇
次俺とも組んで欲しいっ‼︎」

「嘘っ⁇ちょっとやる前からびびらせないで欲しいんだケド⁈⁈
ちゃん、お願いだから顔だけはボコんないでね?」


『ちょっ、五条先生!適当な事言わないで下さいっ‼︎』



最早悠仁君と野薔薇ちゃんには私の言葉など周りは耳に入っておらず、変な期待を抱かせたまま、体術訓練が始まった。


少し離れた場所では早くも悠仁君と恵君の攻防が始まり、呪力が込められてないにも関わらず、あまりの速さとパワーに辺りは砂埃が舞っている。



『・・・・凄い、、、‼︎』


あれで1年生⁈
2人の身体能力の高さに目を見張った。

そう言えば、悠仁君の身体能力の高さはあの真希さんと同じレベルだってパンダ君が話してた…
されはさすがに冗談かと思ったけど、、あながち間違ってないかも…。


「今年の1年は皆んな強えーかんな?頑張れよ?」
 

そう話していた真希さんの言葉が頭をよぎる。


ーーー私、、、ついていけるのかな、、、

早くも怖気づきそうになっていると、



「ちゃん、よそ見はそれぐらいにして、いくよ?」


野薔薇ちゃんの目がスッと真剣な眼差しに変わる。


『はっ、はいっ‼︎』


迫力に押され、思わず敬語になってしまう。
私が身構えた次の瞬間、野薔薇ちゃんが地面を蹴った。




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