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呪術廻戦 〜生きた証 後編 〜

第5章 ただいま。



「ハーーーイ‼︎
3人ともすでに知っての通り、今日からが仲間に加わるよーー♡
深ーーーい事情で留年しちゃったケド皆んな仲良くしてねっ!」



朝からテンションが高い五条先生に少しだけ顔を引き攣らせながらも、私は椅子から立ち上がりペコッと頭を下げた。



『・・・改めてです。
宜しくお願いします。』


「チョット〜ちゃん、今更堅苦しい挨拶なんてやめてよねー?」

「そーだよ!昨日散々語った仲じゃん?」


野薔薇ちゃんと悠仁君の言葉に、「そうだよね」と笑い肩の力を抜くと、


「えーーー⁈僕のいない間にそんなに仲良くなったの⁇
て事はあのサプライズも大成功だったって事だ。」


五条先生が顎に手を当て「うんうん!」と満足気に口の端をつり上げた。


「ーーいや、あれはどう考えても余計だったよな…?」


サプライズのターゲットにされた悠仁君は眉を寄せ、隣に座る野薔薇ちゃんにボヤいた。


「いーじゃない、アンタも将来の予行練習になったんだし?
男はいざって時、ドンッと身構えてなきゃ駄目って事よ?」

「ねぇっ!何で昨日から俺が彼女妊娠させちゃう前提になってるワケ⁉︎俺そんなキャラじゃないからね⁈」

「ちゃんを前にして鼻の下伸ばしてたクセに何言ってんのよー⁈」


相変わらず賑やかな2人を前に、私は苦笑いを浮かべながら椅子に座り直した。


チラリと隣に視線を向けると、伏黒君は頬杖をついて何やら本を読んでいる。

明るく賑やかな2人とは対照的な伏黒君。

物静かでマイペースだけど、1年の中では術師としての経験は1番長く、かなりの実力者なんだとパンダ君が話していた。


・・・ちょっと怖そうだけど、、仲良く出来るかな…。


少し不安な思いを抱きつつ、私の高専での生活が再び始まった。




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