第16章 ★ 手合わせ * 夢主視点 ★ ③ ★
ロー)「お前体術の方が得意なのか?」
お互いの攻撃を交わしながらローが話しかけてきた
まぁこれぐらい余裕…か
「そうだよー。意外?…忍術なんてそんなしょっちゅう使わないよー」
ロー)「そうなのか?!」
「え、めっちゃ反応するじゃん。いや、使うよ!使うけどそんなポンポン大技出してたら使いたい時に使えないって言うか、正直忍術を使うのに必要な力があってそれが無くなったら水の上だって走れなくなるんだよ!」
ロー)「俺の体力みたいなもんか?」
え?
ローってチャクラに似たような力使えるの?
そんなのあるの?
ってか体力って言った?
え?体力?
「…それは知らんが⋯多分、そんな、感じかな?」
ロー)「その力ってのはこっちでも一緒なのか?」
「それがさ!こっちの世界では自然のエネルギーが満ち溢れててめっちゃ使いやすいの!この海だってあっちより使いやすかったって言うか、私感動したんだよ!ちょっと調整が難しくて雷遁使った時に中途半端な威力になっちゃったんだけどねー」
私は少し興奮して喋った!
だってー!
テンション上がってきたんだもん!
でも正直な話
ちゃんと調整しないと…私の体的に…
ロー)「ほぅ。なら余計に他の忍法が見たい物だな」
「それはまた今度って言ってるでしょー!」
こんな会話をしながら私達は普通に戦ってる
眼を覚ましたのか観戦してる4人
ローの応援しかしてない
私の応援は?
ちょっとむくれそうになる
「私的にはローやベポ達が忍者に対してそんなに興味があった事の方が驚きだわ」
ロー)「…あるだろ。普通」
「え、普通なの?」
ロー)「あぁ。普通だ」
「へー…そー、なんだー。変な感じだな」
えー
絶対普通じゃないよね?
だって忍だよ?
なにがいいんだか
なんて考えていたら
ロー)「後でこっちの世界の事を教える」
と言ってきたので思わず反応してしまった
「おぉ!それは助かる!」
ロー)「だから忍者についても教えろ」
「…絶対それが目的だよね?」
ロー)「…」
「黙りかーい!」
そんなに見たいんかい!