• テキストサイズ

出会いは突然に

第19章 歌声


ク「んー。ここのピアノとベースをワンテンポ遅くしてもらっていいですか?」

クレハは、新曲のレコーディング中。
今回3曲書き下ろしたのだが、最後の1曲がどうも納得のいくものが出来ず、もがいていた。

ク「あー、何か違う…。あーダメだー。」
「お疲れ様クレイラさん。あんま詰めると爆発するッスよ。」

そう言い飲み物を手渡したのは、長年作曲を共にしてる歌い手の風麗(ふうれい)。
デビューが同期でこちらも人気歌い手で、顔出しNGで性別不明だが

「てか、恋愛ソング何て珍しいッスね。クレイラさん恋してるッスか?」
ク「してないよ?」
「そぉッスか。てかクレイラさんいつんなったらオレの彼女になってくれるんスか?」

風麗は見た目は、中性的だか性別は男性。

ク「私、ふぅちゃんみたいな男の人嫌い。」
「相変わらずはっきり言ってくれるッスね。」
ク「ふぅちゃん、お歌作るの上手で尊敬は出来るけど嫌い。」
「あはは。手厳しいッスね。」

そう喋りながら2人は音合わせをこなす。
/ 202ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp