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出会いは突然に

第15章 腐れ縁


桜は、仕事からの呼び出しがあり外出していた。

『あと少しで終わるかな。あっ折角出てきたから、何か買って帰ろう』

そう考えながら、仕事を片付けて買い物に向かうと

『あれ?喜夜?』

ヨシヤらしき人物が女性と歩いているのが見えた。
特に気にもとめず、買い物を済ませ家に帰る。

『ただいまぁ、ん?知らない靴。』

玄関には知らないスニーカーが置いてあった。

『また誰か来てるのかな?』

そう思いリビングに行くと

ヨ「あっおかえり。」
「お邪魔してます」

先程見かけた女の人とヨシヤとクレハがリビングにいた。
髪は長く、桜より少し背が高くクールビューティな女性。

ヨ「紹介するよ、俺の嫁!」
2人「はぁ?!」
「嫁じゃねぇし、初めまして私詩葉(ことは)と申します。」
『初めまして、喜夜の双子の妹の桜です。』

ふと詩葉は、クレハを見て

ク「…。」
こ「…。」
ク「…?」
こ「…。」
ク「!」
ガバッ
ク「桜ちゃんこの人良い人!」
ヨ「今ので何が分かったの!」
『会話してたみたいだよ?』
ヨ「いやいや!目見てただけじゃん!」
こ「目で会話は、出来る。」

うんうんと詩葉に抱きつきながらクレハが頷く。
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