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ー御伽噺ー

第1章 白雪姫



「鏡よ鏡、世界で1番美しいのはだぁれ?」

〝それは姫でございます。〟

「なっ!だ、だれなの?!その姫って言うのわ」

〝もりの奥に住んでいる、とても美しい少女でございます。〟

「もういいわ!

…そうだわ。ふふふ」

魔女は黒い笑みを浮かべ何かを作り始めた。



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「おーい、ーっ!」

「あ、ナツ」

「どこ行くんだぁ??」

「森に散歩にと、思って…」

「そんなことよりもっと楽しいことしようぜ…な?」

火竜の目が怪しく光る

(やっやばいかもっっ)
と思った時はもう遅く、私の手首を掴み木に押さえつけられていた。

「きゃっ、」

「な?燃えてきただろ?」

みるみるうちにの顔は染まってゆく

「ちょっ、ナツ…っ」

やばいと思い目をギュッとつむったが何も起こらない…。

薄目を開けると目の前に見えたのは青い髪

「何してんだぁ?
このつり目!」

「なんだと!?たれ目!」

「あぁ?てかさっきに何かしよーとしただろ?」

「おめーにはかんけーねーだろ」

「なんだと!」

「あーもーわかったから、ナツもグレイも喧嘩しないの!それに
…グレイ、服。」

「うぉわ!」

「何やってるだい?僕の可愛い子猫ちゃん。
そんな、ガキと遊ばないで僕と遊ばない?」

「今度はロキ??
ダメよー遊んでる暇なんかないわ」

「えー」

「えーじゃない」

こんな顔してそんなこと言うものだから可愛いと思ってしまう。

「なにをそんな楽しそうにしているんだ」

「ひゃっ!ちょっと、ジェラール」

そう、いつもジェラールはの首元に顔を埋めてくるのだ。
今だに全然慣れない

「ふっ、可愛い声だな」

「ちょっと!遊ばないでよ!///」

そんな顔してサラッと言うものだからこっちが赤面してしまう。

「おい!ジェラールなにしてやがる!!」

「ぬけがけは許せないね」

「燃えてきたぁ!」

「お前達に負ける気はしないな」

「喧嘩しなーい!!」

今日も平和な小人と白雪姫
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