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訳アリ主と恋スル執事たち【あくねこ短編集】

第2章 あくねこ創作における瞳の色の宝石チョイス手帖


ボスキ・アリーナス ↓↓↓

瞳の色の宝石チョイス:ペリドット



黄緑色や緑色、褐緑色と言ったグリーン系から、


褐色、黒色、無色のカラーバリエーションを誇るこの鉱物を最も好んだのは


『太陽神』を崇拝した古代エジプトの王達だといいます。



ペリドットを光にかざすと、中に円形の模様がありそれが光を反射し、


その様を見て、この緑の宝石の中には太陽の煌めきが閉じ込めらているのだと考えられていました。



ですが実際は、ペリドットの結晶が成長するに伴って生まれた特殊な内部亀裂


(この現象を宝石学では『san spangle(太陽の反射)』)と呼ばれます。



まだ科学という考えが存在しなかった時代に、


その不思議な石は外交目的て当時のエジプトからヨーロッパ諸国に紹介されたが、


皮肉にもその石を初めて見た国の人々はあまりの美しさから、


その宝石が産出されるという国(セント・ジョン島)を探し出そうという行為に出ました。



時に、探すという行為をギリシャ語ではトパジオスと言い、


今からすればとてもややこしい話だといいます。


エジプトから伝えられたペリドットは、トパーズを探し出す行動とともにその発見に至ったのですから。



その経緯と、この石が持つ石言葉のいくつかのなかにある、


「前向きな心」:義手というハンデを抱えながらも、


自分の限界を疑い強くなることを諦めなかった彼自身の強さ、



「邪気払い」:夢主の傍に寄り添う番犬のように、


粗暴な言動で彼女を取り込もうとする悪意から守っている彼自身の姿を絡めました。
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