第14章 再会
「このマスコットは私の推しキャラなんです」
「目隠しに制服。まさか五条悟じゃ」
「ご存知じゃないですか! そう五条先生。好きなんです」
言った瞬間、オーナーの目の色が鋭いものに変わった気がした。が、この際、オタクだと暴露してしまおうと思い、玄関を開けてすぐそこにいるナナミンぬいも取り出す。
「これはナナミン。最初は彼が最推しだったんですけどね」
「七海……一級術師だったな」
「呪術廻戦、詳しいじゃないですか」
「呪術はこの世界では認知されていないだろ、なぜ知ってる」
漫画の話だというのにオーナーはひどく真顔で真剣だった。一般の人にはオタク話は通じないのかもしれない。
「部屋の中には五条先生のグッズがたくさんあって、とても見せられません」と話すとオーナーの顔が歪んだ。