第28章 妙神山へ再び!!
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まゆ「待ってよ!ちょっとだけって言うけど、最終的にガッツリになってるじゃない!」
黒死牟「…それを言われると何も言えんがまゆも好きだろう?」
縁壱「軽くなら軽くで物足りないと言ってるではないか」
否定はしないわ。でもね助平なお兄さん達よ、論点がズレてますよ。今回は事情が違うでしょっ
まゆ「それはそうだけど修行が修行だし、場所的にも不味いと思うわよ?」
縁壱「不味くは無いだろう。精神が老師様と繋がっているわけではなかろうに」
巌勝さんは「正直言うと私がヤリたい」と言い、私の両肩をつかんで真剣な眼差しで見つめてきた。本音出るの早っ!時々あるのよね〜
まゆ「本当に軽くだからね。それ以上は嫌よ?」
縁壱「分かった。まゆが言うのならば仕方あるまい」
黒死牟「濃い一回をしよう」
私が悪いの!?たまには自重しろいっ
まゆ「んっ…」
その晩、巌勝さんの宣言通りに濃い一回を体験したのだった。二人だから二回だけど(笑)
加速空間で一年半が経過した頃。漸く力の質が違う文珠を同時に出せる様になった
因みに巌勝さんが鬼舞辻との直接対決の件はアウトだったので「強くなった意味が無いではないか。まぁ、縁壱と同じだけ力を付けられたのは目標を達成したと言えなくもないが…」と不満たらたらだったけど、「私と別れたら直接対決できるよ?」って言ったら膝を抱えて泣き始めちゃったのよ。「鬼舞辻なんか私がぺぺぺのぺーって片付けてやるわよ!側で支えてね、旦那様♡」とか言って何とか宥めて納得してもらえたわ
まゆ「長かったぁ…」
メドーサ「本当だよ。不器用過ぎるよアンタは」
一ノ瀬「まぁ、早い方ではないか?」
黒死牟「加速空間なのが救いだな。時間は有限故…」
縁壱「まだ先は長い。神威斬(ラグナ・ブレード)を日輪刀に収束させねばな」
加速空間では一年半だが、加速を最大にしている為に外の世界では二時間も経ってない。それから一年が過ぎてから神威斬を詠唱無しで出せる様になり、更に三ヶ月で日輪刀への収束を果たしたのだった
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