第23章 派手なイケメンと戦国美丈夫
・
天元「それでこそ男っつーもんよ!相手に不足はねぇ…ならば俺も遠慮はしねぇからよ!じゃぁな」
天元は縁壱さんに宣戦布告をすると、この前と同じく消える様に居なくなった
まゆ「あーもぅ!天元ったら本当に変な子だわ!んんっ…ぁむっ…」
突然、縁壱さんから甘くて激しい口付けをされ、私は腰が抜けてしまう。帰りも姫抱き決定だわ。フラグ回収は確実ね…
縁壱「私と兄上の事だけを考えていれば良いと、この前に言った筈だが?」
縁壱さんの綺麗な笑顔が、私の中の(ある意味)恐怖心を煽った
まゆ「は、はい…ごめんなさい」
グッチョグッチョのベチャベチャじゃ済まないやつだコレ。出すものが無くなっても、アレが萎えない限りは離してもらえまてんコースなのかしら…?
縁壱「まゆが私と兄上のものだと云う事を、しっかり刻み込まねばなるまい。今夜が楽しみだ…」
天元が一方的にチョッカイ掛けてくるだけよね。アレレっ、私が何かしました!?
まゆ「お手柔らかにお願いします…」
縁壱「断る」
ハッキリ断られたぁ!!男心が分からないわ…
『あっ』という間に縁壱さんが私を抱え、屋敷へと全力疾走。私の「助けてリリス大先せぇーーー!!」という叫びが、夜の静かな海馬山に木霊した
縁壱「と、言うわけなのです」
屋敷に帰って来るなり、縁壱さんは巌勝さんに今日の報告をしている。勿論、膝には私をON済みであーる。むしろ、帰って来たまま座ったと言う方が正しいだろう
黒死牟「宣戦布告とはな…まゆが私達以外に惚れるわけが無かろうに。さて縁壱、飯と風呂を早めに済ませてまゆを可愛がるか」
まゆ「巌勝さんまでっ」
本当に合わない双子だったの?全然正反対じゃなくね?
縁壱「はい。そのつもりでございます」
まゆ「夜が怖い…」
黒死牟「案ずるな。優しくするから」
嘘だぁ!今世一発目から激しかったですが何か?
縁壱「沢山食べておかねば体力が保たぬぞ?」
黒死牟「ほら、これも食べなさい」
まゆ「そんなに食べられないよぉ…」
遂に夕餉とお風呂が終わっちゃった!継国兄弟の眼がヤル気に満ちているのは気のせいだと思いたい…
・