第20章 LOVE×中毒
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まゆ「どこまでの情報があったか分からないけど、左近次は全て知ってるわよ♪知り合ったのが左近次が、まだ水柱として活躍してた頃だったの(笑)」
義勇「そうか……(だから友達同士に見えたのか…)」
義勇は『なるほど』という顔をしてウンウンしている。巌勝さんはホッとしたのか、正座から足を崩している。更に、卓袱台に頬杖を着いて私達のやり取りを優しい眼差して見ていた
縁壱「私は洗い物をしますから、兄上達は休んでいてください」
まゆ「手伝う!」
私は立ち上がり、台所に向かう縁壱さんの後ろを追い掛けた。居間のすぐ横なんだけどね(笑)
黒死牟「うーむ…」
義勇「悩みでも?」
黒死牟「いや…縁壱が羨ましいと云うか…一緒に洗い物をする二人が、まるで新婚の様だと…」
義勇「今度は巌勝殿が(まゆと)一緒にやれば良い…」
黒死牟「それだ!」
義勇「天然……?」
天然が天然に天然って言った!?
まゆ「仲良くなって良かったね!」
縁壱「うむ、微笑ましいな」
その後は、皆で布団を干してから道場で稽古をしようと云う事になった
黒死牟「まゆ!避けるだけでは勝てぬぞ!打って来い!!」
まゆ「チッ…日の呼吸 炎舞!!」
黒死牟「そうだ、それでこそまゆだ!!月の呼吸 漆ノ型 厄鏡・月映え」
まゆ「月の呼吸 伍の型 月魄災禍」←後ろに飛びながら仕掛けた
私と巌勝さんはガチの打ち合いをしていく。義勇はまだ軽くだが、縁壱さんと打ち合いをしていた
縁壱「冨岡殿は強くなる…」
義勇「あ、ありがとう…ございます…」
義勇は治癒の力を知ってるから全快させても良いんだけど「こう云う事でもなければ休まないだろうから」って縁壱さんが言ってたから、このままにしておく事にした
後2日は最低でも静養してもらうからね!
まゆ「午後が来るぅ~午後が来るぅ~♪」
義勇「…………?」←コテンと首を傾げている
縁壱「まゆの事は放っておいて大丈夫だから…」
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