第17章 大正恋物語【煉獄家】
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まゆ「父上、おはようございます」
槇寿郎「おはよう!早起きとは感心だな!」
父上は私を嫌うだろうか…炎の呼吸は初代炎柱の透寿郎さんに教わったし、それなりに出来る
でも『弐の型 ・昇り炎天』は透寿郎さん曰く「昇りきってないな!ハッハッハッ!」という事らしい。私に甘々の巌勝さんですら「昇る気あるか?」とか言ってたわね。縁壱さんに至っては、無言で私の頭を撫でてたわ…
今更だけど悔しい!
まゆ「はい、試したい事がありまして」
槇寿郎「ん?何か思いついたのか?」
炎にしようか、光にしようか迷う。ラプラスには「天才の存在を知られるな」とだけ言われていた。恐らくは始まりの呼吸の派生だと知られるなという事だろうけど、私は炎の呼吸が派生だとは思ってないし…
だから日の呼吸の存在を知られても、問題無いと思う。光の呼吸でいこう!と、決意した
まゆ「父上に見ていただきたいのです。私が四百年前に作った呼吸、光の呼吸を…これは雷の呼吸の霹靂一閃の踏み込みを主軸に、日の呼吸と月の呼吸を組み合わせた派生です」
本当の派生は、私の光の呼吸からだと思っているから。認識の違いとは怖いものね
槇寿郎「四百年前だと!?お前は何を言っている」
まゆ「言ったままです」
打込み台を見据えて構えをとる
まゆ「光の呼吸・壱の型 幻日光閏い月」
槇寿郎「なっ!?」
光の呼吸を連発するが思ったよりは辛くない。魔力のせいだろうか…
「光の呼吸・弐の型 日月逾邁 ・光陰流水の舞」
「光の呼吸・参の型 日月星辰・極光」
「光の呼吸・肆の型 日居月諸・光輝」
「光の呼吸・伍の型 日光雷鳴・幻影月」
「光の呼吸・陸の型 奥義 年災月殃・幻日光の箱」
★槇寿郎は初代炎柱が書いた書物をまだ読んでいません。まゆは前知魔ラプラスの助言により、やさぐれた原因の一端となった書物を隠しました
槇寿郎「まゆ…」
まゆ「父上、私は…」
槇寿郎「居間で話をしよう。杏寿郎は遠ざけておくが、瑠火は同席させる」
まゆ「はい」
兄、杏寿郎は父上に素振りやらを言い渡され、道場に行った。私は居間で父上、母上と向かい合って座っている
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