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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第17章 大正恋物語【煉獄家】






まゆ「やぁー!」



バシッ



父上が私の究極の技『ジャンプ斬り』を軽々と竹刀で受け止めた。悪い人喰い鬼を退治する政府非公式の組織、鬼殺隊の炎柱を務めている自慢の父上だ



槇寿郎「まゆは強いな!」



私は煉獄まゆ。金髪ストレートロングに赤メッシュが特徴の五歳で、正真正銘ピチピチなヤングである



まゆ「ありがとうございます!今のはジャンプ斬りという、私の必殺技です!」



父上が私の頭を撫でてくださる。私はこの大きな手に撫でられるのが大好きなのだ



槇寿郎「そうか!素敵な技だな、これからも精進するように!」

まゆ「はい!」



私は鬼殺隊に入りたいが父上が反対していて、それを言うと「まゆは女子なのだから、鬼殺隊に入らずとも良い。身を守る術だけ身に付けなさい」と言われるから、口に出せなくなったんだよね



本当は父上の様な立派な鬼殺隊隊士になって、ゆくゆくは柱になりたいのだけど、どうしたら許可をくださるやら…



杏寿郎「父上!俺も相手してください!」

槇寿郎「うむ、ではまゆと交代だ!杏寿郎、かかってきなさい!」



やたら元気良くブンブンと竹刀を振り回し、大きな声を上げながら父上に駆け寄って行くのが、私の双子の兄である杏寿郎だ




杏寿郎「うぁぁ!むっ、父上が強すぎる…俺も、いつか追いつきます!!」

槇寿郎「杏寿郎は頼もしいな、期待しているぞ!ハッハッハッ」



稽古の後は母上と夕餉の仕度をする。父上と母上曰く『花嫁修業』だそうだけど、私は嫁に行かず鬼殺隊に入るの!



父上が任務に行くので早めに仕度をしなければならず、気合いを入れて台所へ向うと既に母上が待っていた



瑠火「今日は母と唐揚げを作ってみましょう。まゆが料理上手になれば、将来的に旦那さんが喜びますからね」

まゆ「はい!母上の様な料理上手になります!」



自分の為に…だって嫁になんか行かないもん!バリバリ仕事して独り暮らしするのさ私は



瑠火「そうです、上手ですよ。油跳ねに気を付けて入れてみましょう」



そっと揚げ油に衣をつけた肉を入れていく。ちょっと怖かったけど、難なく出来てホッと一安心だ



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