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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第8章 運命か必然か






縁壱の辛く悲しい夜から二年の月日が流れた



縁壱はあの日依頼涙は流さないし態度も変えない。まゆが傷付くと思い、一生懸命気持ちを抑えていたのだった



巌勝とまゆは半年前に祝言を上げ、夫婦になっている。それ以来、まゆが縁壱に抱き着く事は無くなったのだが夫が居る身、当然と言えよう



まゆ「あー怠い…気持ち悪い…最近ずっとだわ。飲み過ぎかな」

巌勝「毎晩の事ながら飲み過ぎだと思うのだが…」

縁壱「あまり体調が悪いなら今夜の任務は代わるから休みなさい」



縁壱はまゆを気遣いを見せる。例え自分のものにならなくても、ずっと大切にしたい存在。元々優しいが縁壱にとって、まゆは特別なのだ



まゆ「でも縁壱さん今日は遠方任務でしょ?何とか大丈夫!ありがとう♪」



縁壱は想い続ける。彼女が自分を想ってくれる日を待ちわびて。例えばそれが、うたかたの様に儚く散りゆく願いだとしても…







その晩のこと、巌勝とまゆは任務が終わり手を繋いで夜道を歩いていた



まゆ「この怠さは二日酔いなのか三日酔いなのか…大体がさ、桃太も映司もだけど、真希&お妙まで私を熊とか言うから自棄になって飲むんだよ私は!」

巌勝「あー、熊系アイドルとか言ってたな」



意味不明なアイドルである



まゆ「私は熊のPーさんかってーの!でも逆に凄いよねそれw」

巌勝「うーむ、いつも何かを抱えているという点は共通しているのでは?蜂蜜か酒かの違いはあるがな。まぁ、それだけお前が強く可愛らしいという事だ」



そういうと立ち止まり、巌勝はまゆの額や目尻に口付けを落としていく。暫く抱き合いながら話をしていたが…



まゆ「巌勝さん…」

巌勝「あぁ…」



おかしな気配に気が付き、二人は日輪刀に手をかける



無惨「私の気配に気が付くとは相当な手濡れ。貴様ら鬼狩りだな。それも柱と呼ばれる者達とみた」

巌勝「貴様は鬼だな?」

まゆ「巌勝さん、こいつ今までのとは力の桁が違う。鷹男さん!」

鷹男「影子(かげこ)ガ応援呼ビニ行ッタ!」
★巌勝の鎹鴉は影子と名付けました



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